気を付けてほしい「パピーとシニアのイタグレ服」について

ママポケットでは、イタグレに優しい服作りを心がけています。
パピーや成長期の犬、シニアで関節などに痛みがある犬に、四足袖付きズボン付きのロンパースをオススメしておりません。

イタグレのロンパース

パピーにロンパースをオススメしない理由

パピー期・成長期(特に1歳まで)に、腕や足を曲げないと着せられない服(ロンパース)は、
関節がまだ柔らかい月齢ですと、不自然な方向に曲げられると関節に負担がかかり、脱臼したり、成長に影響することが稀にあります。
イタグレが一番活発に動く走る成長期は、本人も意図しない動きをするので、前足、後足に衣をまとっていると、多少なりとも負荷がかかります。

健康な骨格、筋肉をつけて、骨折しにくい健康ボディを育むために!
運動の際はできるだけ動きを妨げない服をオススメしています。

シニア犬にロンパースをオススメしない理由

我が家のamicaも12歳時に、脊椎にいくつかの変形が見られ、時々腰痛が出るようになりました。
脊椎だけでなく、膝関節も心配です。

ロンパースを着せる際、どうしても後ろ足は、人の手で折らないとズボンに入らないため、
膝が痛いようでしたら着せるをやめています。
長く、ママポケットのイタグレ服をご愛用いただいているお客様からも、同様のお話も聞きました。

年を取ると、体温調整もうまくできないようになり、更に寒がりになり、
ロンパースの上に何か重ね着させたい、という飼い主様のご要望にお応えして
被りではない、着脱しやすいお洋服を、特注で作られせていただくこともありますが・・・

震えるほど、寒い時、老犬や病気療養中の犬に外での長いお散歩は必要でしょうか?
ロンパースに限らず、服を着るだけで、イタグレが不快に感じているようでしたら、
お散歩に代わる室内遊びや脳トレで気分転換をする工夫も必要ではないでしょうか・・・

飼い主の思い込みではなく、犬の気持ちになって、シニア犬や療養中のイタグレのお世話をしてあげてほしいです。

お散歩や日々の過ごし方については、シニア犬介護のプロや獣医師、シニア犬に詳しいドッグトレーナーさんに相談してください。

お留守番着にロンパースをオススメしない理由

室内着で、お留守番の際にロンパースを着せることもオススメしていません。

ロンパースは動いているうちにズボン(後ろ足)が脱げてしまうこともあります。
よく動く活発なイタグレほど脱げやすいです。

脱げない、ピッタリサイズの窮屈な服はストレスになったり、動きを妨げるので避けたいです。
ですが、特にロンパースはゆったりサイズですと更に脱げやすくなります。

飼い主の目の届かないお留守番時に、後ろズボンを引きずりながら動いていると、思わぬ危険性があります。
ロンパースは飼い主が見ている状態の時、お散歩時などに着ていただくよう注意書きもさせていただいています。

イタグレのトレーナー

少しでも健やかに、犬が笑顔でルンルンで毎日を過ごせるように、
洋服選びも個々のイタグレの年齢、性格、健康状態、生活環境に合わせて

イタグレ服も選んであげてほしいです。